テンメンちゃん

 ごめん、先にマヨネーズたまごやきの話していい?🍳
 マヨネーズたまごやきは、マジで「トンカツをもう一回揚げました」とか「ショートケーキに砂糖をかけました」みたいな感じ。「濃い」「薄い」じゃなくて、味がデカすぎる!!!!
 マヨの量を段々増やしていったんだけど、小→中→大って増えてくとすると、はまあマヨ卵だな~って感じだったんだけど、を食べたとき、一回「あれ? これウマいんじゃね?」となぜか騙されかけた。はマジでマヨネーズ。胸焼けがエグかったし、三時間後くらいにお水飲んだらマヨの味がした!! いっぱいマヨ料理でてくるけど、たらのこぽんちゃんは全部試してからマンガにしたのであろうか? (〒▽〒)怖いである。 胃に気をつけろ!!

 んでんで。こっからはマンガの話ね。なんか全体的にメカっぽかったかな! 構成主義! 人間の心を持ったメカが書いたマンガ、みたいな感じ! いや悪口じゃないよ!!!! メカの心の人間が描きました、みたいな硬いマンガってよくあるけど、マジで逆。たらのこぽんちゃんがホントにみんなを大切にしてるんだな~って伝わってきた!!❗  

 特に1巻は、✨🌲🌳森🌳🌲✨って感じでよかった!!!!!!💥😼🦞 
 あかりちゃんによく分かんないって言われたから説明すると、ただの森じゃなくて、やっぱり『眠り姫たちの森』なんだよね。童話の眠り姫がいるイバラが満ちてる森。人間が立ち入れない場所にある。そこには管理人がいてお姫様たちがいるんだけど(このマンガだと絵里子お姫様が管理人なんだけど)、それをたまたまおれたちは小窓から覗けちゃっている、みたいな感じだった。あかりちゃんは意図がわかんないってウンウン唸ってたけど、森の中にあるから、分かんないんだと思う。  

 2巻になると、眠ってるお姫様も起きなきゃならない、みたいな感じで、楽しいんだけど、ちょっと寂しかったかなぁ。(._.`)
 森が開拓され、お姫様はバイトウーマンになる……でもお姫様って、実は、童話の中の夢の女の子じゃなくて、人間なのよね~~~〜。おれがお姫様に夢見すぎ、ってか! おれは応援しますよ〜!!!!!!!! みんな頑張れ!!!!!!💪👩‍💼🦵✨

 おれってマジで眠り姫側なんだよなぁ~と思って、おれも昨日、バイト辞めましたっ!!!
 収入ないから、おうちもないよ❤️ これをお読みの皆様、パトロン募集中です❤️

山本ディレッタント


 まず断っておきたいのだが、私は、初読時、このマンガを百合マンガだと勘違いして、一度読み切ってしまった。なので、正確な感想とは言い難いと思う。作者にも登場人物たちにも失礼なことをしてしまっていて、良くない読み方だった。その点だけ承知の上で読んでほしい。

・構成 13 / 20 点

 このマンガは一貫して、ストーリー的な時系列をなるべく拒否したまま、キャラクターに接近することを試みている。そのために使っているのが、わざと場面を断片的にして、読者に想像で補完させるというやり方である。 その技術の練習帳だと思って読むと、かなり読みどころがある。

 2巻では、さらに、ストーリー部分でも読者を引っ張っていこうと試みている。が、全体として、継続的な描写が少ないのが気になった。上記の目的があるため仕方がない部分もあるが、断片以外は読者が想像するほかない、という描き方は、私からすると少し疲れる。
 作者からすると、制作は継続的なものであって、物語としての決着は最後につければいいのかもしれない。が、すべてに結論がつかず、またすべての情報が断片的、というのは、きちんと考察しようとすると、留保されている情報が多すぎて、暖簾に腕押ししているような気分になる。
 もちろん、こんな読み方自体、同人誌向きの読み方ではないのだが……楽しく読もうとすればとても楽しく読める。

 すべてを断片的にすると、そのぶん飽きが来てしまいやすいが、絵作りやコマ割りなどで細かく楽しませてくれるので、飽きることはなかった。構成力は高いと思う。

・キャラ 15 / 20 点

 2巻の絵里子のモノローグが良かったり、キャラクターごとに話の運び方や飛び方が違ったり、セリフと動きの絵の連動がきちんと計算されていたり、基本から応用までしっかり届いている、という印象。
 やはり断片的なので、もっとそれぞれのキャラクターの個性を跳ねさせる余地はあるだろう。ただ、かといって、なんでもかんでもキャラクタライズして誇張すれば面白いマンガになる、というわけでもない。そういうやり方は、ちゃんと生きているキャラクターたちに失礼で、私は好きではない。
 大事なのは、キャラを誇張するか/しないか、ではなくて、どうやって・何をもとにキャラクターを切り出すか、という切り口の角度の問題だろう。恋愛方面では、独自の切り口を出せていると思うが、日常方面はまだまだ切り口が隠れていそう。

 全体として、キャラクターは作りこまれているが、まだ露出する回数が少ないと思う。特に歩美は、メインキャラクターっぽいが、一番よくわかっていない。どういう風に切っても面白くなる素材があるので、今後の切る回数、もしくは切る深さに期待する。

・絵 10 / 20 点

 技術的に上手いと思うが、私の好みに強く刺さる画風ではなかった。

 ここでは、初読時に、百合マンガだと誤読した原因について。
 具体的には、新見さんを女性だと思って読んでいた。セリフで何度も「パパ」と表現されているので、私が悪いのだが。特に、最初のコマでニッコリ笑顔で出てきて、次に「八方美人」という評がなされたので、そこで読み違えた。次の「女子に好かれようと必死だし」という評で、男性と理解させる意図があったかもしれないのだが、すでに女性だと思っていたし、百合マンガだと思って読んでいたので、あまり気にならなかった。

 新見さんは、いわゆるカワイイおじさんとか、線の細いおじさまタイプなのだと思うが、もう少し男性だと分かる描き分けがあると助かった。全体的に、中性的な顔作りのキャラクターが多く、この方針自体は意図的だと思うので、難しい所なのだが。

・倫理 16 / 20 点

 キャラクターを、物語を進めるための道具として扱っている感じはほとんどしなかった。特に恋愛について、誰が誰を好きで、どういう関係になれば正解なのかを、作者側から簡単に決めてしまわない点はとても良い。  
 私は、キャラクターが作品の都合に合わせて急に賢くなったり、急に自分の感情を理解したりするのが好きではない。仮にストーリー重視の作品であっても、この点は安易に譲るべきではない。このマンガでは、そういう処理をほとんどしていない。キャラクターに寄り添って描こうとしていることはかなり伝わってきた。

 構成の項目で、『ストーリー的な時系列を拒否したまま、キャラクターに接近することを試みている』と書いたが、その最も直接的な効用が、このキャラクターの尊重だろう。読む側が疲れるとも書いたが、人物の扱いとしては誠実だと思う。
 もっとも、このやり方も突き詰めれば、キャラクターをすくい上げられないままにしてしまう危険はある。また、読者に考察させるだけさせておいて、回収はしない、といった不誠実にも繋がりうる。

・テーマ 17 / 20 点

 表紙だけを一見すると百合マンガだが、実際には、なにマンガでもないところに着地したい、というところにこの同人誌のテーマがあるように見える。
 日常系マンガとして読ませられる素養、美術系マンガとして読ませられる素養、恋愛系マンガとして読ませられる素養、百合系マンガとして読ませられる素養を、それぞれ均質に持たせておきながら、そのどれにも決定的に踏み込んではいない。

 かつ、より誠実なのは、絵里子の家という、あからさまなアジールが設置されているにも関わらず、2巻で、その外で働くキャラクターたちを描いたうえで、その崩壊を薄く予見させる恋愛をテーマにしたことだろう。アジールを永遠のものにしようとしている作品はよく見かけるが、実際にはそれ以外の生活があるし、時間の流れによって簡単に崩れうる。そんなものが長く続くわけがないし、そこで噓をついている作品を読むと吐き気がする。

 崩壊が劇的なものになるか、ゆるく解体されるのか、はたまた崩れないのかは分からないが、アジールの外と内の見えない緊張関係の綱引きを、あくまで日々の描写と回想のみで描いていて、かなり先の展開が気になる作品だと言える。

・総計 71 / 100 点

 私個人の教義として、各要素、満点の20点はつけないことにしている。事実上、総計の最高得点は95点なので、悪しからず。そもそもこの同人誌自体、要素で切り分けて点数をつけるのにはあまり向いていないのだが、私のスタイルとしてこういう形をとった。 了



おわり